【第一回】GO TODAY SHAiRE SALON オオイケモトキ
原宿・表参道という人気エリアで「GO TODAY SHAiRE SALON」を中心に活動されている「オオイケモトキ」さんにお話をおうかがしました。
新しい美容師の働き方として注目をされる「フリーランス美容師」
今回から二回に分けて、
- オオイケモトキさんにとっての美容師【専門・就職時代】
- 「自分らしくはたらきたい」フリーランスの道へ
という形でお伝えしていきます。
第一回目の今回は、フリーランス美容師になる前のオオイケモトキさんの活動や経験をお話しいただきました。
【今回の目次】
―理系大学中退の後に美容師の道へ、自分でも予想していなかった美容業界へ。
―国際文化理容美容専門学校へ入学
―クリエイティブにこだわるオーナースタイリストとの出会い
―理系大学中退の後に美容師の道へ、自分でも予想していなかった美容業界へ。
高校時の進路でいうと、大学に進学しなくちゃという思いはありました。
厳密にいうと、何にも考えてなかったというか笑。
もちろんこの時点で美容師になろうという選択肢はなかったわけで・・・。自分は理系と自負していたので、理系の大学へ入学したんですが、結果1 年あまりで大学は退学することになりました。
進学も目的もふわっとした状態で、大学に入れば何か見つかるだろうとは思っていたんですが、見つからなかった笑。
そんな中、職業としての選択がなかった美容師という道は、
「興味のある仕事」=「将来なってみてもよい仕事」
になっていきました。
その時お付き合いしていた彼女の影響も多少はあったとは思います。
美容学校に通う彼女の話を聞くことで、より身近に感じ面白そうだなと思いました。
-国際文化理容美容専門学校へ入学
そんなこんなでその当時の彼女が通っていた国際文化へ入学。
当時はまだCHOKI-CHOKI とかメジャーな雑誌が元気もあって、よく見てましたね。
そんな雑誌には必ず美容師は載っているわけで。
自分にあっているかどうかではなく、
選択肢が絞られたり、
興味のポイントが回りの身近な環境にあった
とは、大きく影響していると思います。
美容学校生活はそれなりに楽しくやってました。そして2 年生、就職活動。
サロン見学に行く中で、あんまりトレンドガチガチな都心の有名店とかには興味は湧きませんでしたね。
就職よりも学校の教員になってもいいなーと思うこともありました。
人に教えるってことは好きでしたし、学校も楽しかったので、教員として生徒と楽しくやってもそれはそれで楽しいなと。
でも結果、実務経験がない中で教員になるというのは、折角取った美容師免許を現場で活用することはもちろん、就職活動自体の経験が出来ないということに気付きました。
それでやっぱり就職して現場で経験を積もうと。
今もそうなんですが、いろいろと思いを巡らせる時点ではふわっとした感じなんですが、こうするとなったら自分の気持ちに正直に素直に決めているんだと思いますね。
-都内のサロンに入社し憧れのオーナーに出会う
オオイケさんは結果都内某店に入社。
美容師らしい、クリエイティブにこだわるオーナースタイリストに憧れ入社を決める。
直感的にオーナーとはとても感性が合うんじゃないかなと思いました。
というか、オーナー自身がお持ちの自分の感度、フィット感がマッチしていることを大切にしている点はとても共感するものがありました。
トレンドを創る人は、トレンドに流されずミーハーではないというか、マニアックというか笑。
ここでも
「自分の中で強く感じたこと、印象に残ったこと」=「自身へのフィット感」
を大事に、就職活動を出来たことは、自分らしいと思います。
判断基準を自分の中で明確に持っていることが、とても大事だと今でも実感します。
就職先のサロンにキラキラとした過度な期待は抱いていなかったので、入社してからのギャップはありませんでした。
自分で期待値を上げてギャップを作ってしまう人も数多いですが、その当時回りの声など情報がたくさん入ってくる状態で、いわゆる美容師あるあるというか笑、美容師の過酷な働く環境について、それが普通だと思っていたので全然気になりませんでした。
ちなみに今は全然気になりますよ!笑。
美容業界の常識は世間の非常識的なこと、たくさんあるじゃないですか。笑
クリエイティブ活動が評価され、早期デビュー。
飛び級的にスタイリストへ。
オーナーの志向とマッチしていたというお話に繋がりますが、入社後もコツコツ作品作りに頑張った結果、比較的デビューは早かったと思います。
でもその反動もありデビュー後は苦労の連続。
技術は出来ても、年齢的、精神的にも幼く接客もままならない。
意地を張って先輩の言うことを聞かないなど、今考えても苦労が思い出されますね苦笑。
デビューしてからはがむしゃらに吸収しようと必死で働きました。
でも一方で働いてキャリアを重ねていく中で、いわゆる自身のキャリアステップのあり方について考えることも増えてきていました。
通常であれば、スタイリストとしてまずは売上を上げ頭角を現し、店長を目指す。そんないわゆるセオリー通りのキャリアを積むことに疑問を感じ始めていました。
「自分らしくはたらきたい」
自分はみんなと同じキャリアを積まなくていい。自分らしくはたらきたい。
階段のあがり方は人それぞれだし、自分らしいはたらき方を目指した方が、自分的に求める結果を導き出せるのではないかと考えるようになりました。
- 第二回インタビュー「自分らしくはたらきたい」フリーランスという選択肢 -
ーインタビュープロフィールー
東京都出身
国際文化理容美容専門学校国分寺校 卒業
新卒にて都内某サロンへ入社、フリーランスの経験を経て、
2017 年11 月「GO TODAY SHAiRE SALON」立ち上げに参画。
フリーランス美容師のはたらく場の提供と価値観の創造に目下チャレンジ中。