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INTERVIEW

泉脇 崇 氏 Lomalia 代表/トップデザイナー -後編- 

LEADER
Lomalia
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≪プロフィール≫

名前 : 泉脇 崇(Takashi Izuwaki)
Lomalia  代表 / トップデザイナー
福井理容美容専門学校卒

1980年2月福井県生まれ。福井理容美容専門学校卒業後、上京し都内サロンへ就職。1年半勤めた後、有名店へ転職し7年目で店長に。店長を4年務め32歳の時に独立しLomaliaをOPEN。「永遠に輝く」をコンセプトに原宿で人気のヘアサロン。


「アシスタント」ではなく「ケアリスト」と呼ぶ理由


アシスタントという言葉が気持ちよくなく、アシスタントという呼び方に長年違和感を感じながら仕事をしていました。

アシスタント = アシストする人 = ヘルプ(お手伝い)

いち美容師としてサロンで働いていれば、アシスタントもスタイリストもお客様から見れば同じ美容師です。アシスタントとは美容室内の言葉であって、スタイリストをアシストするということであり、スタイリストに対しての言葉です。その先にはもちろんお客様がいるので、お客様に向いている言葉(ケアリスト)の方がしっくりきます。

そして、ケアリストに対する感謝を忘れてはいけないと思っています。ケアリストが笑っていないとお店の雰囲気が悪くなります。ケアリストがいないと店は成り立たないのです。お手伝いではなく、いちスタッフ、いちメンバーであり、ケアリストもLomaliaの魅力の一つなんです。

ケアリストには、自分で考えることができるスタッフ(コンセプトの一つ)になろうサロンとゲストとスタッフがプラスだったら何をしてもいい!と教育しています。プラスだったらそれは正解なんです。自分で考えることが一番大事なことであって、考えること=成長するということなのです。コンセプトに掲げているので、最初は受身体制だったとしても、だんだんと自分で考えることができるようになっていく環境です。そこをより自分で考えられるようにしていくかがポイントだと思っています。考えられる人は自然とファン(お客様)もつきます。


Lomaliaの今後の展開について


Lomaliaは今年で5年目を迎えます。スピードは早くないですが、オープンからずっと右肩上がりできていて、まだまだですがやってきたことが間違いではなかったことが証明されています。今がモデルサロンのような感じで、このLomaliaイズムを継承できる店舗を増やしていきたいと思っています。そして「この組織にいれば美容師を続けられてきちんと収入も得られて、家族もスタッフもみんな幸せでいれる!」という組織を作っていきたいです。店舗展開していくと、異動になったときの寂しさはありますが、わくわくする気持ちを持つような組織でないといけないとも思っています。

その為には、幹部を育成しなければなりません。店舗展開する前に任せられるスタッフが育成されていないと確実に崩れます。背負って引っ張ってくれるようなスタッフ、Lomariaイズムを引き継げる人を育成したいと考えています。もちろん幹部が抜けたときに他のスタッフも育っていないと未来がないので、次の幹部育成も大事です。

2店舗目、3店舗目に関しては場所は問いません。この界隈(表参道)は1店舗でいいんじゃないかな(笑)と思っています。都内にもこだわりはなく、スタッフが生き生きと働くことができて、お客様が来やすい場所であればどこでもいいと思っています。

そして個人的には生涯美容師として生きていきたいです。まったくハサミを持たないというのは、お客様が好きすぎて耐えられないですね。私を育ててくれたのはお客様ですから、感謝をヘアスタイルに込めてプレゼントするのが当然のことだと思っています。経営者になると経営に専念する方もが多いですが、1ヶ月のうち数日でもいいのでお客様と接していたい、生涯美容師でいたい、サロンで働いている自分を忘れたくないという気持ちが大きいです。現場に出ないと現場の気持ちはわかりません。現場の気持ちが理解できない人間にはなりたくないですから。


美容師を目指す学生さんへメッセージ


美容師は凄く素敵な職業だということを声を大にして言いたいです。しかし、素敵な職業はそんな簡単にはなれません。何も知らないうちから「一生美容師続けるつもりで入ってきて!」と言っても働いたことがないのでわかるわけがないですよね。

世間では美容師の様々な噂がまわっていますが、その中でも「給与が安い」というのはあくまで噂で、一般企業と比べても美容師の方が給与が高い場合が多々あります(もちろん、しっかり頑張っている人ですけどね)。確かに初任給は少ないかもしれませんが、頑張ったらたら頑張った分だけ幸せのバロメーターもお金のバロメーターも上がっていく、美容師はそんな夢がある職業です。決して楽な仕事ではありませんが、こんないい仕事はないです。キツイとか安いとか言っている人は一所懸命やってこなかった美容師だと私は思います。少し厳しいことを言いますが、凄い素敵な職業だけど、素敵な職業=大変な職業 ということを覚悟をして入ってきてほしいですね。楽に稼げる職業なんてないです。もしあったとしても、そこまでになる為にみんな努力していると思います。

- 完 -

≪過去の記事≫

泉脇 崇 氏 Lomalia 代表/トップデザイナー  -前編-

 

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