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染谷 和晃さん-ユニバーサルビューティーカレッジ 教員 vol.3

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≪プロフィール≫

名前 : 染谷 和晃
学校法人中山学園 ユニバーサルビューティーカレッジ
技術指導部長

教員として思うこと~美容業界の離職率低下へ~

仕事に慣れないうちに辞めている人が増えています。実際に仕事に就くと「何をしていいかわからない」という声も多く聞くので、入社して半年くらいは一つ一つ丁寧に指導してあげることが大切なのではないでようか。昔と今では学生のタイプが違います。自分で発信して行動できる人もいれば、できない人もいます。なるべくフォローをし、気にかけてあげることがポイントだと思います。

それに加え「学校で習ったことがサロンで活かせない」という声も聞きます。どこの学校も国家試験合格率にこだわっていて、学校で教える技術が国家試験課題メインになってきます。卒業する寸前、11月に国家試験課題が発表されると、そこから国家試験課題メインの授業になる学校が多いのが事実です。実際に働き始めてシャンプーの試験に合格し、いざカットとなった時、お客様は様々なタイプの方がいるのですが、全てのタイプを学校で教えきるのは難しいのが現状で、その時には学校で習った技術は忘れがちでもあります。そういったところから「学校で習ったことがサロンで活かせない」・・・となってしまう人も多いのです。当校では、働き始めてすぐにやること、例えばシャンプーなどは、それぞれ学校のやり方がありますが、「そのままサロンでは使えないよ」、「手と立ち位置、とにかく体が動くように!」と指導しています。それぞれ学校のやり方があるように、サロンによっても違うのが当たり前です。基本だけはしっかり身につけ、後は柔軟に対応できるようにしています。

以前と違って、今のサロンは、勤務シフトの改善や福利厚生等随分と改善されてきています。カットの練習が就業時間内であったり、アカデミーを持ち、そこで技術を学ぶことができるサロンもあります。私がサロン勤務だった頃は、今のようにカリキュラムなどなく、1年で美容学校を卒業し、スタイリストになるのは2年くらい。シャンプーから始まって、カラー、ワインディング、徐々にお客さんに入っていくスタイル。カットはワンレングス、レイヤー、グラデーションを切ったら「後は自分で考えて!」というような感じでした。この数年でスタッフに対して様々な面で手厚い時代になりました。そういったことも離職率の低下に繋がっていくと思いますし、一方で、私達学校側もきちんと学生とディスカッションして「本当にその生徒に合った美容室なのか?」「何がその生徒にとって一番なのか?」学生のことを理解してサロンに送り出してあげることが大切だと考えています。

-続く-

https://tokonthr.sakura.ne.jp/beautypress/wps/sensei04-4/

≪学校情報≫

染谷 和晃さん-ユニバーサルビューティーカレッジ 教員 vol.1 vol.2

≪学校情報≫

学校名 : 学校法人中山学園 ユニバーサルビューティーカレッジ

住  所 : 〒273-0005 千葉県船橋市本町3-5-3   TEL:047-422-4318

ユニバーサルビューティーカレッジ ホームページへは こちら

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