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INTERVIEW

【ロングインタビュー】GO TODAY SHAiRE SALON オオイケモトキ

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GO TODAY SHAiRE SALON
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ープロフィールー
オオイケモトキ
東京都出身
国際文化理容美容専門学校国分寺校 卒業
新卒にて都内某サロンへ入社、フリーランスの経験を経て、2017 年11 月
「GO TODAY SHAiRE SALON」立ち上げに参画。
フリーランス美容師のはたらく場の提供と価値観の創造に目下チャレンジ中。

―理系大学中退の後に美容師の道へ、自分でも予想していなかった美容業界へ。

高校時の進路でいうと、大学に進学しなくちゃという思いはありました。
厳密にいうと、何にも考えてなかったというか笑。

もちろんこの時点で美容師になろうという選択肢はなかったわけで・・・。自分は理系と自負していたので、理系の大学へ入学したんですが、結果1 年あまりで大学は退学することになりました。

進学も目的もふわっとした状態で、大学に入れば何か見つかるだろうとは思っていたんですが、見つからなかった笑。

そんな中、職業としての選択がなかった美容師という道は、「興味のある仕事」=「将来なってみてもよい仕事」になっていきました。

その時お付き合いしていた彼女の影響も多少はあったとは思います。
美容学校に通う彼女の話を聞くことで、より身近に感じ面白そうだなと思いました。

そんなこんなでその当時の彼女が通っていた国際文化へ入学。当時はまだCHOKI-CHOKI とかメジャーな雑誌が元気もあって、よく見てましたね。

そんな雑誌には必ず美容師は載っているわけで。

自分にあっているかどうかではなく、選択肢が絞られたり、興味のポイントが回りの身近な環境にあったことは、大きく影響していると思います。

美容学校生活はそれなりに楽しくやってました。そして2 年生、就職活動。

サロン見学に行く中で、あんまりトレンドガチガチな都心の有名店とかには興味は湧きませんでしたね。

就職よりも学校の教員になってもいいなーと思うこともありました。
人に教えるってことは好きでしたし、学校も楽しかったので、教員として生徒と楽しくやってもそれはそれで楽しいなと。

でも結果、実務経験がない中で教員になるというのは、折角取った美容師免許を現場で活用することはもちろん、就職活動自体の経験が出来ないということに気付きました。

それでやっぱり就職して現場で経験を積もうと。
今もそうなんですが、いろいろと思いを巡らせる時点ではふわっとした感じなんですが、こうするとなったら自分の気持ちに正直に素直に決めているんだと思いますね。

オオイケさんは結果都内某店に入社。
美容師らしい、クリエイティブにこだわるオーナースタイリストに憧れ入社を決める。

直感的にオーナーとはとても感性が合うんじゃないかなと思いました。
というか、オーナー自身がお持ちの自分の感度、フィット感がマッチしていることを大切にしている点はとても共感するものがありました。
トレンドを創る人は、トレンドに流されずミーハーではないというか、マニアックというか笑。

ここでも
「自分の中で強く感じたこと、印象に残ったこと」=「自身へのフィット感」
を大事に、就職活動を出来たことは、自分らしいと思います。
判断基準を自分の中で明確に持っていることが、とても大事だと今でも実感します。

就職先のサロンにキラキラとした過度な期待は抱いていなかったので、入社してからのギャップはありませんでした。

自分で期待値を上げてギャップを作ってしまう人も数多いですが、その当時回りの声など情報がたくさん入ってくる状態で、いわゆる美容師あるあるというか笑、美容師の過酷な働く環境について、それが普通だと思っていたので全然気になりませんでした。

ちなみに今は全然気になりますよ!笑。 美容業界の常識は世間の非常識的なこと、たくさんあるじゃないですか。笑

クリエイティブ活動が評価され、早期デビュー。
飛び級的にスタイリストへ。

オーナーの志向とマッチしていたというお話に繋がりますが、入社後もコツコツ作品作りに頑張った結果、比較的デビューは早かったと思います。
でもその反動もありデビュー後は苦労の連続。

技術は出来ても、年齢的、精神的にも幼く接客もままならない。
意地を張って先輩の言うことを聞かないなど、今考えても苦労が思い出されますね苦笑。

デビューしてからはがむしゃらに吸収しようと必死で働きました。
でも一方で働いてキャリアを重ねていく中で、いわゆる自身のキャリアステップのあり方について考えることも増えてきていました。

通常であれば、スタイリストとしてまずは売上を上げ頭角を現し、店長を目指す。そんないわゆるセオリー通りのキャリアを積むことに疑問を感じ始めていました。

「自分らしくはたらきたい」

自分はみんなと同じキャリアを積まなくていい。自分らしくはたらきたい。
階段のあがり方は人それぞれだし、自分らしいはたらき方を目指した方が、自分的に求める結果を導き出せるのではないかと考えるようになりました。

―逃げか変化か。

気持ち的には両方ありました。
回りの評価といえば同業者の声は圧倒的に「逃げ」。

そんな感じなので、圧倒的にやりきって成果を出して証明するしかないと思っていました。
根拠はありませんが笑。

ちなみに今になってより感じるのですが、こういった自身のキャリアの岐路に立ったときに、迷っている人は多いのではないかと思います。
フリーランスになった今、多分その時の自分と同じような感情を抱いたり、道を選ぼうとしていたであろう人からの相談をたくさんお受けします。

自分はその時の気持ちに正直になってフリーランスという道を選べたのは
大学を辞め美容師の道を結果志した時の自分の気持ちに正直なる
そして決めたことは曲げず実行する。ただそれだけでした。

なかなか決められないことだからこそ、自分に正直になることで信じて頑張れる。そう思っています。

ある種決められたセオリー通りの階段を上がっていくことは否定もしないし、それを選ぶことも大変だと思います。
でも「自分なりの階段の上がり方」がそれぞれあっていいと強く思うんです。

―フリーランスの道へ、美容師としての視野を広げる中で多様な人たちとの出会いからの刺激。
9 年間勤めたサロンを退社し、一転フリーランスへ。

フリーランスになって意識的に変わったことは、とにかく美容師以外の人とより多く接点を持つこと。
とにかく今までの自分ではなく、この機会に何か変わりたいという強い思いがありました。

当然かも知れませんが、自分の先輩方からはかなり厳しい評価をいただいていました。いわば業界関係者を敵に回した格好です。
一方で外部には自分の選択を支援、応援してくれる方がたくさんいました。
これは本当に心強かったですね。

そんな情報を貪る中、自身も美容師でありながらIT ベンチャーを創業し、自宅をサロンに改装して美容師も続けている古木さん(現在GO TODAY でも活用しているサロンカルテ管理アプリLIME のサービス開発者)に出会ったのは大きなきっかけになりました。

古木さんのブログを読んで共感した私は、どうしても本人に合いたくなり、ブログ経由でメッセージを送り、アポイントを取り付け自宅サロンに訪問。

こういった時の人間の行動力はすごい!笑。
ここでは話すと長くなるので割愛いたしますが、まさに「出会うべく人に引き寄せられた」という言葉がぴったりなほど、自分にとっては衝撃的で勇気付けられた出会いでした。

そんな出会いをきっかけに、古木さんと共にオンラインコミュニティを立ち上げることになりました。
これは彼からの提案で始めることになったのですが、自分たちの経験や思いに共感してもらえる美容師がきっといるという、根拠のない自信があったのだと思います。

所属することにこだわらず、規定のはたらき方に、カタチにとらわれない自由なはたらき方が、今後もっと選ばれていく。

その時に重要なのは、同じ思いを持った人たちの集合体、すなわちコミュニティが必要だと考えていました。
オンラインサロンと同じ温度感でリアルの場で会話できるセミナーと合わせて行うことも始めました。
そしてこの時点でシェアサロンの構想・実現を軸に未来へのストーリーを描き始めます。

古木さんとジョインをしてコミュニティを立ち上る中、プレフリーランスとしての活動も開始。
実際に自身はフリーランスとして働く中で、シェアサロン立ち上げへのイメージは、より膨らんでいく。

オンラインコミュニティの立ち上げ、セミナー開催など気付けば開始から1 年が経っていました。
会員数は500 名を超える人数に。
そんな中、古木さんのIT ベンチャーの本業が忙しくなってきて。さあどうしようと。

そんな中、現GOTODAY の代表である大庭さんに出会います。
大庭さんはご自身で起業された経験もお持ちで、新規事業の立ち上げでシェアサロンの構想をお持ちでいらっしゃいました。
ここでお互いのやりたいこと、構想が合致します。

私は自身の今までの経験やシェアサロンの可能性を大庭さんに伝えることで、自分のやりたかった本当のことが明確になった瞬間でした。

チャンスが来た!まさに偶然のようで必然の出会いでした。
―お互いの感性がジョインした、シェアサロンの世界観とは?

ここでの大庭さんとのジョインには、お互いの感性をすり合わせ結果共通の想いがあることが決め手となりました。
スタートに当たって、まずは自分たちが提唱するシェアサロンの世界観を言語化していきます。

まずはフリーランスそれそれが独立した個人として自立していること。
レギュラーサロンのように手厚い教育環境はありません。

自発的に何事にも取り組まないと実現できない。フリーランスが集まることでの情報収集の多様さ故に、より多くのたくさんの情報を吸収出来ること。

トップダウンではなく、ヨコの連携を図りながら、個人としては独立し自身・お客さまとも居心地のよい環境を自ら作りだすこと。

上下関係もない、キャリアの違うスタイリストが交わることでレギュラーサロンにはない、新しい文化を醸成していくこと。

この考え方、世界観はお客さまにとっては、純粋に心地よい環境の中で施術を受けて欲しい。
サービスを提供するスタイリストは、ただ目の前のお客さまをキレイにすることだけを考え、売上の優劣という尺度を取っ払い、お客さま満足度を極限まで高め、その働き方自体を楽しんで欲しい。

何より私自身が、フリーランスではたらくことでそれを実感し、楽しくはたらくこと、時間の使い方の重要性を実感するに至っています。

―シェアサロンに学ぶ理想のワークスタイル

フリーランスというはたらき方は、まだまだ美容業界では定着も認知もされていないと思います。
はたらき方が多様化する中で、誰かに言われて始めるものではないですし、自分自身で決めないことにはそれは実現することは不可能です。

自分が今フリーランスとしてはたらく中で思っていることは、ミクロの視点で言えばいかに
「自分らしくはたらけるか」
と言うことだと思います。
その結果としてフリーランスとしてはたらくという選択をし、自分らしい美容師としての人生を送ることが出来る。

マクロの視点としては、これは美容業界に限ったことではないですが、
組織に属さずはたらくというスタイル自体が、これからの時代に求められている、選択肢として必要な働き方ということだと思っています。

それは言い方を変えれば、時間の使い方の変化、組織のヒエラルキーに捉われない働き方の選択が出来るということだと理解しています。

自分自身は、今フリーランスとして100%の力を現場に注いでいますが、今後の自分のキャリアプランとしてはサロンワークの比率を減らしていくことを目標に置いています。

自分は今の年齢でいうと、美容師としては絶頂期であり、今は一人のお客さまをキレイにすることに集中出来ますが、美容師としての価値のピークを過ぎ、サロンワークへのモチベーションやパフォーマンスが下がったときに、別の進路を考えるときがやってくると思います。

シェアサロンは、そんな美容師のキャリアを支援することも可能ですし、自分自身はその時にシェアサロンを運営する立場として美容師を支援できればと考えています。

まだまだ認知度が低い中で、社会的役割を担うには時間を要すると思いますが、美容業界の未来を見据えて自分が出来ることはやっていければと思っています。


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