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INTERVIEW

佐藤 豊さん-株式会社ギャフ 代表取締役 -前編- 

LEADER
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≪プロフィール≫

名前 : 佐藤 豊
会社名 : 株式会社ギャフ 代表取締役
  

完全歩合給!サロン内で独立スタイルをとることができる 「GAFF」

美容師になろうと思ったきっかけ

地元の大分県で叔母が美容室を経営していました。大型店で、大分というローカルなエリアでは先駆者的存在であり、映画館を貸しきってヘアショーを開催したりと、地方のファッションリーダーとして新しい情報をローカルに持ってくるという使命があったのでしょう。時代の最先端をいっていました。
その甲斐があってなのか、もの凄く繁盛していて、レジに納まりきれないほどのお札と、行列ができるくらいのお客様。幼い時にその光景を見ていていたので、「美容師は儲かる!」と思ったのがきっかけです。
しかし当時は待遇は良くなく、しかも女子の職業でした。中卒で高校に進学できない人たちを一人前にして社会に出す。スタッフに“茶道”、“華道”のようなお稽古事を店の費用で通わせ、婚礼の家具を店から出すという時代でした。当時の初任給1万2千円、そのうち寮費が6千円。手元に残るのは6千円でした。

「日本でもプロ美容師集団が育つ環境を創りたい」という強い思い

私の美容師人生は和歌山でスタートしました。大阪のローズメリーという美容室の系列店で、まだロレアルが日本に進出していない時代、フランスから薬剤を取り寄せていた当時最先端のサロンでした。一般的にはサッスーンカットがベーシックになっていますが、サッスーンカットが出る前、スタイルを作っていくというカット技術がフランスにはありました。そのカット技術を取り入れていたので、クオリティが高いサロンでもありました。それから地元の大分に帰りましたが、最初に素晴らしい技術を見てしまった為、差を感じてしまい、東京に出て“萩原宗美容室”に入店、そこでも物足りなさを感じ、「海外に行くしかない!」と思い25歳でニューヨークへ。ニューヨークの美容学校に通いライセンスをとった後「ちょっと働いてみたい」と思いCharles of the Ritzというサロンに3年勤務しました。

欧米のトップスタイリストは、自分では店を持ちません。Charles of the Ritzでは、サロンワークをしながら、ファッション誌やハリウッド映画でも活躍しているフリーランス美容師を数多く見てきました。次第に「日本でもそんなプロ集団を育てる環境を創りたい」と強く思うようになりました。

帰国後、1店舗目をOPEN

1977年に帰国後、表参道に1店舗目をOPENしました。7年間、今のような完全歩合報酬のサロンではなく、一般的な経営をしていましたが、その間に埼玉に“美容室ACT川越”を出店。埼玉で3店舗を出店し、20年経験を積む間にノウハウがわかり、再び表参道にOPEN。長年強く思ってきた、サロン内で独立スタイルとることができるサロン、「ギャフ 表参道本店」の誕生です。
ニューヨークで働いていた“Charles of the Ritz”というサロンは大きい組織で、パソコンがない当時、コンピュータで集計をしていました。日本で開業当初はまだノウハウがなくできませんでしたが、今のノウハウは崩せないくらいしっかりとした基盤があるので、絶対にパソコンで集計しないとできません。
「ギャフ」をOPENする時にこのシステムができないかと思い外部委託することも考えましたが、費用を考えて自分でプログラムを組むことにしました。もちろん独学です。

-続 く-

佐藤 豊さん-株式会社ギャフ 代表取締役  -後編-

≪会社情報≫

美容室ギャフ 表参道本店

住所 :〒150-0001

東京都渋谷区神宮前1-10-23 1F ル・シャトーデ・フォンテーヌビル

電話番号 : 03-4571-0827

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