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2021.7.17高崎ビューティモード専門学校が開催したオープンキャンパスイベント「Live of Art 2021」今回はvol.2として、その裏側に迫っていきたいと思います。

前回取り上げた、数百名の来場者に向けて手作りで創り上げるファッションブランドと融合したヘアショー、ダンスパフォーマンスなどは全て学校教員が指導に当たっている。具体的には、ウォーキング、ポージング、ダンス、衣装迄全てプロデュースしている。そのメカニズムに迫ってみた。

右：教務部　美容教育課　持箸来未

-2001年の立ち上げから担当。理容・美容totalに指導を行っている。

-聞き手

このオープンキャンパスイベントの意味・意義、実現したいことはどんな事ですか？

-持箸さん

自己表現力をグレードUPする事です。日々の実習事業と体験学習の中で、イメージを重ねて学びえたメイクアップ・カット・ネイルアート・着付けの成果を発揮する場として学生全員で創り上げています。2年ほど前には、彼らも来場者としてこのステージを見ていた訳です。このイベントを実施する事で、自身の学んだ技術を確かな自信に変えていく。在校生が成長を実感する場を創り上げていく事が私たちの役割と思っています。

-聞き手

この学校に通う事でこう成れる。変われる。と来場者に届けるだけでなく、学生さんの成長実感の場であると言う事ですね。

-聞き手

これだけのイベントを成功させるためには多くの時間と準備が必要だとお見受けします。どのくらいの期間で本番実施に辿り着けるよう指導するのですか？

-秋山さん

実質2週間で本番を迎えるスケジュールで進めています。(笑)

当校創設期から続いている伝統ある行事ですし、何よりも「失敗はゆるされない」訳です。また、2年生が主になり、学年と学科の垣根を越えて創り上げなくてはならないのでチーム連携も重要となります。チームワークが成立しなくては、このイベントも成立しない事になります。ご来場頂くお客様に喜んでお帰り頂く事は勿論の事、私達教員陣にはこの伝統的なイベントを2年生から1年生に受け継がせていく事なんです。従って、重要な教育の場でもあるんです。

-聞き手

2週間で創り上げる。一部始終拝見させて頂きましたが、その程度の期間では仕上がらないのでは思う次第です。。凄いですね。

-聞き手

今、理美容師を目指して学校を選ぼうとしている高校生にメッセージはありますか？

-持箸さん

私は高崎ビューティモードの卒業生でもあるのですが(笑)、先生と学生の距離が近いと感じています。卒業後はサロンへの勤務もしていましたので、様々な学校を卒業した同僚がいる訳で、在学中の話を沢山しました。その話を聞くと、自分はとても恵まれた学生生活を送っていたんだと実感が沸いています。自分がして貰った事は、今の在学生にもしてあげたい。理美容業界には大きな可能性もあり、お客様に「ありがとう」と感謝される仕事ですから、沢山の学生を業界に巣立たせていきたいと思っています。

-秋山さん

私は2001年の創設期から在籍していますが、教育指導を通して「教員も学生から学んでいる」と感じている先生が多いと思います。毎年、新たな入学者がいますが、私達も毎年新たな気持ちで学生に向き合おうと気持ちをリセットしています。20年近く教員をしていますが、本当に教員陣の仲も良いですし、裏表が無い人たちの集まり(笑)。森村副校長を筆頭に、各先生方の授業もかなり面白く創りこまれています。理美容業界を目指すなら、一度見に来てもらいたいですね♪

-聞き手

ありがとうございました。

［最後に］

お二人の取材で特に印象的に残っているのは「学生と教員の距離の近さ」、筆者である私も初めて潜入取材を敢行したが、周囲にいる学生も気さくに全体写真に入ってくれるなど、楽屋裏でも絶妙な距離感で軽快に会話が繰り広げられていた。全国の学校とも面識を持っているが、このような校風に出会うのも初めて。群馬県で理美容業界を目指すなら「タカビ」とイメージを植え付けられるのもそう遠い未来ではないと感じた。

Fin.

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