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≪プロフィール≫

名前 ： 熊王 沙織
株式会社ventoホールディングス / 花やの前の美容室 中目黒店 トップスタイリスト
2003年入社　14年目
山梨県出身　山梨県美容専門学校卒

山梨県美容専門学校を卒業後、アルバイトをしていたvento（現「花やの前の美容室 山梨本店」）に入社。2012年に中目黒店に異動しオープニングスタッフとして立ち上げから参加。現在も中目黒店でトップスタイリストとして勤務。

アルバイトから入社！「花やの前の美容室」14年目

美容師に興味を持ったのは、単に「ヘアセットが好き」という理由でした。小学生の時から友人のヘアセットをして遊んでいて、メディアでヘアメイクの仕事を知って「芸能人にヘアメイクしたい」という想いがどんどん強くなり、中学2年の頃には既に美容師になる決意をしていました。山梨県美容専門学校に入学したのは、地元にはそこしか美容学校がなかったからです。他府県に出たいという気持ちもありましたが、何せ山梨の中でも中心部とは遠い所に住んでいたので、東京のオープンキャンパスに行って人数の多さで萎縮してしまいました（笑。

実は私、就職活動で皆さんが必ず行く “サロン見学” に行ったことがないんです。近所に新しくできた美容室に通い始め、その美容室の担当に「美容師を目指している」と話したところ「じゃバイトする？」「じゃお願いします」とバイトをすることに。それが「花やの前の美容室」（当時の店名：vento）でした。バイトから入社して14年。他のサロンは見たことなく、「花やの前の美容室」一筋です！

入社から山梨の本店に勤務していましたが、6年前に中目黒店のOPENと共に転勤。立ち上げから携われるのは滅多にないことなので、貴重な経験をさせてもらいました。

挨拶、名刺交換、メール・FAXの送り方。社会人としての教育

美容師は “親が子供になってほしくない職業ランキング” に入っている通り、まだまだ社会的地位が低い職業です。この10年でだいぶ変わりましたが、世間から見たらキツイ仕事だと思われています。そして、美容師は20歳で入社してくることが多いので、FAXやメールの送り方、名刺交換などのマナーを知りません。一般企業から比べると美容業界はこういったことが劣ってしまいます。社会人としてもったいないし、その子が恥をかくことになるので、当社では「社会人としてのマナー」を一つ一つ教えるようにしています。

「花やの前の美容室」は人を育てる美容室です。技術者を育てるのではなく、人間性を高めることに重きを置いています。

当サロンにいらっしゃるお客様は、社会経験が長い方が多く、おもてなしをして気持ちよく帰っていただくためには、社会人としても常識は絶対に持ち合わせないといけません。技術と一緒に人間としても成長できるサロンです。これは代々先輩方がやってくれてきたことで、後輩が多くなった今、私もきちんと伝えていきたいですし、後輩がまたその後輩に教えている姿を見ると「ちゃんと育ってるな」と嬉しく感じます。

先代の代表はよく、

「美容師」は師がついている立派な国家資格。うちみたいな店舗が何店舗もあれば、働き手も増えて業界を変えていけるかもしれない。

と言っていました。正にその通りで、技術者としても人間としても成長できるサロンがたくさんあれば、親御さんの印象も変わると思います。もちろん美容業界全体の印象も変わります。美容師の成り手も増えるのではないでしょうか。

「花やの前の美容室」は働きやすい環境が整っています

当社の福利厚生はとても充実しています。産休を取っているスタッフが多いのも特徴です。本店がある山梨の方では、託児所があるので預け先には困りません。なので、結婚・出産で辞めるスタッフが本当に減りました。復帰するのがあたりまえになっていて、女性はとても働きやすい環境です。

そして、美容師として技術だけではなく、働くことを通じて心を磨いていくための「フィロソフィー勉強会」というものがあり、一つの課題に対し、各々が感じたことや自分の考えなどを発表してグループごとにディスカッションをします。こういった勉強会で人間性を磨くことができるのも大きな特徴です。当社では発言は自由にできる風土があり、それを汲んでくれる上司がいます。人間性があればこその風土だと思います。
“美容室” というよりは “一企業” といった感じです。

－完－

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