小池 由貴子さん-訪問美容 と和 / コミュニティサロン と和 代表 -vol.2-
≪プロフィール≫
名前 :小池 由貴子
訪問美容 と和 / コミュニティサロン と和 代表・チーフディレクター
(株式会社社会起業家パートナーズ 取締役)
山野美容専門学校卒
「美容のチカラ」と「美容難民」
店長として頑張っていた矢先、半年の療養生活
店長として働いていた28歳のとき、私は骨巨細胞腫という、膝の骨に腫瘍のできる病気にかかりました。とは言ってもそれは後にわかったことで、手術をするまではその腫瘍が良性なのか悪性なのかもわからず、最悪の場合は「ふとももから先を切断する可能性がある」とまで言われました。
幸いにして良性でありましたが、手術後には車椅子で半年の療養を余儀なくされ、一人では立つことも歩くこともままならないため、群馬の実家に引きこもる日々が続きました。外に出ることもできず、「これから自分はどうなっていくのだろうか・・・」そんな不安に苛まれる毎日。
そんな中で職場の後輩がお見舞いに来てくれて、私の伸びた前髪を切ってくれたのです。たった5センチほど切っただけですが、この5センチの変化が美容の持つチカラであり、何事にもマイナスに捉えていた私の気持を明るくしてくれたのです。そして、
「頑張れば以前のように働けるかもしれない」
「だから、リハビリを頑張ろう」
という想いが湧いてきました。前髪を切ってもらったことで美容の力を再確認すると同時に、自分のように身体の問題で美容室に行けない人、また祖母のように歩くことができても心の問題で美容室へ行けない人がいることを改めて実感しました。そして、そういった人たちに美容を提供することが、自分の使命であると思ったのです。
リハビリを経て美容師復帰!独立して訪問美容の道へ
その後はリハビリのかいもあり、29歳でもとのサロンの店長として復帰しました。
そんな中、訪問美容の必要性を感じていた私は、会社の人や周りの人達にその話をしましたが、返ってくるのはいつも「いい事だと思うけど、それは儲かるの?」という疑問でした。当時も訪問して老人ホームなどの施設へ行き、施術の提供をするというものもありましたが、それはあくまでもボランティア。周りからしてみると、それが本当にお金になるのか心配だったようです。しかし私は自身の体験から、美容室へ行きたくても行けない人たち、いわゆる「美容難民」がいるということはわかっていたので、訪問美容という仕組みをしっかりと作ることができれば結果が得られるという確信があり、個人事業主として訪問美容をはじめました。
-続く-
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≪過去の記事≫
小池 由貴子さん-コミュニティサロン と和 代表 vol.1
≪会社情報≫
社名・サロン名 : 株式会社社会起業家パートナーズ 訪問美容 と和 / コミュニティサロン と和
住所 : 東京都豊島区巣鴨4丁目26−3
電話番号 : 03-6759-8621
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