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INTERVIEW

會田 孝弥 氏 株式会社 MaxAbility 代表取締役 -前編- 

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会社名:株式会社 MaxAbility / サロン名:Diamond Lash
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≪プロフィール≫

名前 : 會田 孝弥(kaida takaya)
株式会社 MaxAbility 代表取締役

2010年 株式会社 MaxAbility設立。アイゾーン専門サロンDiamond Lash(ダイヤモンドラッシュ)をOPEN。現在は渋谷、新宿、表参道、恵比寿 の4店舗を展開。経営理念である「ご縁を大切に」をモットーにお客様もスタッフも大切にするアットホームサロン。


「楽しく、長く、美しく!」を叶えたい


他事業も展開している中で、まつ毛エクステンションサロン(以下、まつエク)経営に至った経緯ですが、「効率重視で女性が長く働ける組織をつく作りたい」と思ったからです。設立は2010年なので、今年で8年目になります。

ターゲットは美容に絞っていました。美容室、エステ、ネイル、マッサージ、まつエク、脱毛。この業態の中で一番自分の位置から成功率と可能性が高くて飛躍できる確信があったのが、まつエクでした。飲食店も経営していますが、常に新規のお客様を取り続けなければならないのに比べ、美容サロンは「この人じゃないとダメ」という特性を持っている、ヘアカットなどと同じ日常習慣に入っているサービスです。“爆発率が高いのは飲食店、安定性が高いのは美容サロン”と考えると、

(1)離職が防げれば成功 → (2)離職が防げれば、更なるスタッフ教育。 というフェーズが見えます。

第一段階で、採用と業務、お客様のサービスに徹するとリピート顧客の獲得につながり、スタッフに接客の教育をすることによってお客様が他のサロンにいくのを防ぎます。これを続けると、ビジネスモデルとして集客に成功します。そして幹部育成をし店舗展開をする。そんなシンプルな方法で成功が見えてきます。

“上まつげだけ下まつげだけの施術で世の中に残っていくのか”と考えたとき、そのビジネスモデルも良いのですが、長く働けることを基本方針として雇用しているので、例えば「10年だけやりますよ」では困りますよね。そんな将来性のない会社には就職したくないでしょうし、そんな会社にはしたくない。
離職を防ぐためには、今は「まつげ」というカテゴリにとどまるのはいいかもしれないですが、まゆ毛や目元などの「アイゾーンサロン」として収益化したいと考えています。そして、それに付帯するビジネス、例えば化粧品の開発などをすることにより、効率的により長く繁栄させることができます。楽しく長く美しく働く。これを叶えたいですね。

そして、決められた範囲で決められたことだけをやっていても企業は成長しません。それに、男だけで作り上げる組織と、女性が多い組織は違います。(最初は戸惑いましたが慣れました 笑)
女性がキャリアを積める。そういう場を作りたいですし、その為に体制を整えておくことが大事だと考えます。


経営理念「人を大切に」


当社の離職率は低い方だと思います。採用人数は大手ほど多くはないですが、年間で辞めない年もあります。入社2年目以降はほぼ辞めないですね。

当社には「人を大切に!」という経営理念があるのですが、この理念が実際に働いているスタッフにフィットしているかが重要です。MaxAbilityは「経営陣は全員あなたの味方」少なくとも「俺は味方だ!」というスタンスでやっています。スタッフが元気がなかったら、代表である私が自ら話を聞きに行っていました。「どんなことがあったの?」から少しずつ話を聞きます。周りからは、手間のかかることをやっていると思われていましたが、「同じ傘に入ったら守る!」というスタンスである以上、誰が何と言おうとやり続けましたね。最近ではスタッフも増え、幹部も育ってきたので、この役目を幹部にも任せることにしました。離職の原因の大半は人間関係です。この「人を大切に!」というMaxAbilityイズムが離職率の低下につながっていると思います。

近年では外部研修も取り入れています。“上司力向上研修”という幹部教育のプログラムです。皆、上司のやり方って知りませんよね。組織を長く繁栄するためには外部研修も必要です。私一人が全部できればいいのですが、絶対に部下やパートナーに頼まなければいけないですし、外のエッセンスを入れた方が絶対にいいです。

昔は全部自分でやっていました。性格的に頼めなかったのです。しかし、これには限度がありました。これだと年商5億は可能ですが100億は到底無理です。長く繁栄するためには一人で抱え込むのはダメですね。

-続く-

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