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INTERVIEW

郡司 成江さん-一般社団法人理美容道甲子園 理事長 -vol.4- 

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≪プロフィール≫

名前 : 郡司 成江
一般社団法人理美容道甲子園 理事長
ビューティアトリエグループ 総美有限会社 代表取締役

理美容道甲子園とは

理念 『理美容の「未来」「価値」「環境」を創る』 を掲げ、『理美容業界から日本中を元気にする!』のスローガンのもと、組織化を図り出発。業界全体が感じる将来の不安を、全国各地のすばらしいサロンの情熱や取り組みを共有することで、
・業界全体を活性化に繋げたい
・理・美容師が子供たちの憧れ職業No.1に
・尊敬できる職業No.1に
・そして日本中のサロンが元気になることで日本全体を元気にしたい を目標としております。

~業界の現状~美容サロンが多く、店舗の飽和状態について思う事

「何故こんなに増えてしまっているのか」そう思う事は多々あります。しかし、独立しないとやっていけないから独立する。そして店舗数が増える…そういう現状があるわけですよね。

例えば殆どのオーナーは、私も含め技術者からスタートしています。ある時点で技術者なのか経営者になるのか選択を迫られる時期が来ると思います。人を雇うためには、技術のみならず経営の勉強をしてスタッフの未来を考えた経営術を持つことが重要です。お客様を増やし、スタッフも育成し、これから多様化する時代に対応できる環境作りと、その会社の将来が見える経営をすることが経営者の責任だと私は思います。

他にも、企業化したサロンが、幹部にフランチャイズや、のれん分けとして店舗を与えたとします。この場合、5年、10年先はいいですが、その先までずっと店長としてやっていけるかというと疑問です。技術者として、美容師として一生食べていくには、常にトップで居なければならない。これは相当難しいことです。もっと言えば高齢化社会で、理美容師の需要は減少傾向にあるのではないかと私は考えています。
こういった社会の流れの中で業界の状況を改善するには、単純に美容師として独立させるのではなく、技術の他に別の専門知識も持つことが重要であると思っています。これはオーナーの方がマネジメントを学ぶのは勿論の事、理美容師の方々も、例えば健康管理の知識を持つなど、ということです。
大事なのは、人材の多様性を活かすこと。理美容師全員が店長に向いている訳ではありません。企業の中でも専門的な知識を持った人材を中心に新しい部門を作ったり、新しい協力会社とコラボレーションしたりと、このように組織の多様化を行う事で、様々なニーズに対応することが出来るようになります。
現在、全国に23万件のサロンがあっても、そのうち1割が大企業、もう1割が数店舗経営する企業で、残りの8割は個人経営のサロンというこの事実は、私の先代の時から変わっていません。この現状を打破するためには、業界全体で抜本的な改革が必要だと感じています。
そのために、単純に幹部を独立させるわけではなく、企業として、様々な角度から社会のニーズに対応していくために、様々な知識を持った人材を育成することが重要だと思います。

-続 く-

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≪過去の記事≫

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≪会社情報≫

一般社団法人理美容道甲子園 事務局

住所 :〒113-0033 東京都文京区本郷3-3-11 IPB御茶ノ水ビル9F 株式会社コムネット内

電話番号 : 080-4347-1956

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