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爆速成長の裏側にある、 関わる人が幸せになるサロン経営のあり方とは?THEATER 代表取締役 三浦さんインタビュー[第一回]

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THEATER 代表取締役 三浦 丈英
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今回は、今注目のサロンの一つTHEATER代表取締役 三浦さんにインタビュー。

2016年9月に美容師仲間3人と共にTHEATERを設立。2019年4月現在、設立から2年半で8店舗を展開。スタッフ数は150名を越える規模に爆速成長を続けるTHEATER。

合同フォレストより出版された「ヘアサロン経営プロジェクト-スタッフの夢をデザインする組織づくり-」をもとに

  • 第一回は、起業・経営理念
  • 第二回は、人材育成・集客
  • 第三回は、これからのサロン経営、未来へのメッセージ

についてお話いただいております。

三浦代表の分かりやすく・そして明確なお話にTHEATERの成長の秘密を感じていただけるインタビューになっています。

 

現場での実際の出来事から感じたことが起業のきっかけに

 

書籍を拝見しましたが、書籍内では主題として「経営理念」「集客」「人材育成」という、この3点について書かれています。サロン経営における重要なファクターとして、この3つを掲げられたポイントを教えてください。

 

その手前でTHEATERを創業した背景からお話しますね。

僕自身26、7歳ぐらいまで、けっこうスタイリスト脳だったというか、生涯現役美容師の思考だったんです。
ただ、前の会社に10年いて、幹部っていうところまで行ってたんですけど、たくさんの仲間が辞めていく中で未来が見えなくなったり、現状を直視したときに漠然とした将来への不安を抱えていました。

そんな中これからの自分の人生を考えたときに、このままだと自分の人生に責任持てないな、ってまず思ったのがきっかけなんですよね。
自分の後輩達の事は全員かわいかったし、本気でこの子たちの人生を背負っているっていう想いで僕は仕事していました。幹部として会社といろいろと話し合いもして来ました。
自分たちがどんどん年齢を重ねていく中で、現状が変わらないことへの焦りと怖さもありました。
愛情を持って一生懸命教えるけど結局、「人はいいんだけどこの会社は続けられないから辞める」って、結構これってまずいんじゃないかと。本当にこういった状況を変えていくのであればちょっとおこがましいですけど、もっとこの子たちの人生にも責任が持てる、ちゃんした自分でありたいとか。っていうふうに思ってたのが、一番初めのきっかけです。

プレーヤー脳から、マネージャー脳、経営脳へ。自分で会社を立ち上げて、自分でやらないとたぶんこれ変えられないな、って決意したのもこの頃です。

 

「理念」「ビジョン」という軸を作ることの大切さ。

現場で起こる様々な出来事が、三浦さんの独立開業への後押しとなられたんですね。
ちなみに、先ほどプレーヤー思考とおっしゃっていたんですけど、これは一般的な会社でいうと、会社という仕組みの中で一人前として働いた結果が利益に直結するステージだと思います。それがより成長して人を育成するマネージャーという役割、私が伺うにプレイングマネージャーという中間の位置付けにあられたような気がするのですが、この時点では経営者思考というレベルまではなかなか行かないと思うんです。三浦さんのお話を伺っていると、このタイミングでぐんって思考・視座が上がられたようにお見受けするのですが、このときはどんなモードだったのでしょうか?

やっぱりマネージャーのままでいたら、みんなの人生に責任を持てる世界を創れないって思ったからじゃないですかね。

会社の方向性を明確に理解していて、それに沿った行動が出来ていればマネージャーでも出来なくはないかも知れませんが、そこが合わないのであれば結局はどんどん辛くなっていきます。
この会社はなにを大切にして何処を目指すのかが最重要になってくるので。。。だからこそ会社には理念が必要なんです。理念が会社の根にないと揺らいでしまうということだと思っています。この会社は誰と何を目指すのか。世の中に対してどのような価値の提供ができるのか。

ここに共通の理念とビジョンいう軸がないとダメなんですよね。

例えばですけど個人種目のオリンピック選手や格闘家を育てるんだったら、何千何万っていう選手を集めて、淘汰して淘汰して、1人天才が出ればOK、っていうマネジメントも、別にありだとは思うんですよ。

でも前職での経験から僕自身はそういった削いでいくような育成はしたくない。やっぱり美容業界のイメージを変えたい、美容師さんたちを救いたいっていう想いがあるので。結局、生存率10%、20%のようなマネジメントだったり経営は絶対にしちゃいけないんですよ。より多くの美容師さんに活躍してもらえる環境を創らないといけないので。

ちなみにTHEATERは僕の他に3人の仲間と4人で共同経営をしていますがみんな同じ熱量で同じ志を持っています。ですので目指すビジョンから逆算して各自が今どう在るべきなのか。なにをするべきなのかを真剣に話し合いながら日々チャレンジしています。

ですのでTHEATERで一生懸命働いてくれるスタッフの人生を背負っているという環境やそういった責任感が自分達の視座を上げてくれたんだと想っています。

 

成功することは当たり前。人に与えられる人生でありたいという想い。

 

三浦さん自身、今までの経験体験を通じて、様々なギャップに苛まれてこられたことと思いますし、現にたくさんのギャップ問題に直面されていますが、お話を伺っているとご自身はもちろん、組織の問題点をその都度ちゃんと明確化されているなと感じます。人間誰しも理想と現実のギャップから逃げたくなることがありますが、無意識に逃げずに立ち向かう、そのパワーの源はどこから産まれるのでしょうか。

そうですね。単純に自分が成功したいとかじゃなかったというか。。。
自分の中で成功するのは当たり前と思ってたというのかな。。。
うん、そっちのほうが近いかもしれないですね。どちらかというと自分よりも周りを成功させたいとか、たぶんそれが自分を育ててくれた業界だったり、スタッフや身近な人の環境をもっと良くしてあげたいという想いが強いんだと思います。
そうゆう人間で在ろうと、そこに対して勉強すればするほど、自分が成長すればするほど、『どれだけ人に与えられるか』が人生では一番大切なんだと強く思います。
瞬間的にお金を得るとか、瞬間的に成功するっていうのは何の価値もなくて、得た経験だったりお金だったりをどう使うか(与えるか)が一番大切だと日々考えています。

究極を言うと、僕がいなくなってもTHEATERがずっと生き続けて、ちゃんとそこで働く子たち、そこに携わる人たちの人生を豊かにしてくれれば、正直僕じゃなくてもいいぐらいに思ってます。そのぐらい、たぶん矢印が自分じゃないんですよね。

だからこそ誠実でありたいと思うし、ちゃんとみんなが笑顔でいるかどうか、みんなが「仕事が楽しい」って思ってくれてるかどうかが、僕の中の自分自身の評価基準っていうところは、あるかもしれないですね。

そうすると、勝手に数字も上がるんですよ、自然に。自然にじゃないですけどね(笑)そこは同じ熱量で
取り組んでくれている優秀なマネージャーたちがいるので。ウチももう150人を超える組織になるので、マネージャーたちが会社の理念とビジョンをしっかり理解した上でスタッフ達にとってより良い環境になるように一生懸命やってくれていています。
スタッフみんなが仕事が楽しいと思えているかな、ちゃんと心から笑ってるかなって。
そうするとそこに関してはもはや僕の出る幕はなくなってきます。笑
でも、そうやって会社の文化ってできていくものだと考えています。

ちなみにこういう話をすると、数字は二の次のように取られる方もいらっしゃってはいけないので、当然
ながら数値は大事。経営していく上で、社員の人生を背負ってるので、社員が年齢を重ねていったときに、ちゃんと安心して働ける企業として、成長していかなくてはならない。
成長するためには絶対的に、この資本主義の世の中であれば、やっぱり稼ぐっていうことは大事なんですよ。
お金っていうのは、よく最近言われてますけど、信用なんですよね。
それって結局お客さまへ自分達がどのような価値を提供できるかだと思うんです。
それが合っていれば信頼を得れるから、結局そこに利益が生まれる訳で。信用主義ですよね。今のこの世の中では絶対に無視できないことですからね。

今までの話の流れに沿ってお伝えすると、2つお店としてのビジョンを掲げています。
1つがスタッフ全員が仕事が楽しいと思えていること。で、2つ目がチームとして結果を出すこと
例えば自分自身がお店にいる事で周りのスタッフ達にどのようなプラスの影響を与えれるかをスタッフ一人一人全員が考えたり、みんなでお客様の事を考えて自分達はお客様に対してどのような価値を提供できるかを試行錯誤してチャレンジしたりしています。
結果、店舗にお客様とスタッフが溢れて、ステップとして次の店が出来るとか、そういった成功体験をいかにみんなで経験して共有出来るかを重要視しています。

 

現場から離れてより感じるコミュニケーションのあり方。

今までのお話は全て三浦さんご自身の経営理念と考え方、想いに通じると感じています。
行動、発言、姿勢全てが三浦さんの中で繋がっていっているのが一番、社員の皆さんから見てもわかりやすいんだと感じました。言葉と行動に違和感がないというか。

社員からどう見えているかというのは正直分からないですけどね。去年いっぱいで現場を引退していることもあり、最近はちょっとコミュニケーションの取り方も変えています。基本的には幹部としか接点を取らないと決めていたんですが、100人を超えた当たりから「あ、このままだとまずいな」と思い初めて。
僕が出て行かない方がいい事はわかった上で『必要であれば』幹部以外の社員とのコミュニケーションも直接図る事も場合によってはしています。
全ては幹部達も含めて一生懸命周りのために利他的に働いてくれているスタッフ達全員にとってより良い環境をみんなで創っていけたらと考えています。

 

第一回 Bpre編集部 後記

今回は、書籍「ヘアサロン経営プロジェクト-スタッフの夢をデザインする組織づくり-」を出版された、THEATER 代表取締役 三浦さんの第一回インタビューをお届けいたしました。

いま注目を浴びるサロンTHEATERの開業に至った経緯から、人が増えていく組織の中で重要視しているポイントを分かりやすくお話いただきました。

サロン運営は人が資本、社員がいてこそのビジネスです。

いる社員が幸せになるというベースからの経営理念の策定と浸透、人材育成のポリシーについての思いが感じていただけたと思います。

第二回ではどのサロンでも課題になる「人材育成」「集客」についてをフォーカスをしてお届けしていきます。

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