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美容師の新卒の早期離職・・・何が嫌なの!?〜若者の生態から採用・育成を見直そう〜

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今、多くの美容室で入社後早期に新卒が離職するという状況に陥ると聞きます。

では、何が新卒美容師たちを「辞めたい」「転職したい」と思わせているのでしょうか?

 

特別な問題があるわけでもないのに、なぜか新卒がすぐに辞めてしまう……。

こんな悩みを持っているサロンも多いと思います。

 

育成、離職防止や定着を考えるにはまず相手を知ることから。今回は、育成や定着に必要な項目をまとめ今後の採用・育成に活かせるポイントをまとめています。

 

美容師の離職率を改善していきましょう!

 

■第一回目目次

■20代前半の若者が生きてきた時代背景・主な出来事

人混み

今世代の若い方が何を考えているのかわからなくなった。

そう思う方も多いでしょう。生きてきた時代背景が違うので当然です。

1990年代 バブルの崩壊、阪神大震災、オウム事件
金融危機、父親世代のリストラ
携帯電話の普及
2000年代 ITバブル・崩壊、ゆとり教育スタート&批判
非正規雇用の拡大など格差社会の実感
スマートフォンの出現、リーマンショック、SNS・ユーチューブ
2010年代 東日本大震災

 

上記のように、景気の変動・自然災害など不安定な時代を生きてきており

親世代のリストラ・収入減などになかなか明るい展望が描きづらい事がありました。

ITバブルで富を得た人たちがバブルの崩壊で崩れていくところも見ています。

美容業界に限らず、今の若手はきらびやかな世界にあまり魅力を感じず、どちらかというと安定を求めています。

 

つまり給料、役職、名声。そこを望む若手は少ない。

そういったにんじんをぶら下げるだけの状況ではマネジメント、育成はできません。

 

早期離職を防ぐには一人ひとりの「ありたい姿」を知ること

はさみ

楽しく、自分らしく生きていきたい。そう願う新卒が多くいます。

仕事でこれを得たいという新卒は少なく、

何を得たいのか、よりも、自分がどうありたいか。

 

また、ありたいという形も様々なようです。

 

  • 今日も一日頑張ったなと思って寝つきたい
  • だれかが困った時に一番に声をかけてもらえる存在でいたい
  • 子供を育てる時にちゃんと世の中のことを教えてあげられるお母さんになりたい

 

本音はほとんど仕事でどうなりたいかではなく

どう生きていきたいかといった部分です。

それが仕事と結びついたとき、自分の人生において仕事が大事なものになり

主体的に動けるようになります。

そうなれば、努力をし、技術を磨き、新しい知識をどんどん吸収して、さらに仕事に喜びを感じられるようになるでしょう。

 

また、自分の生き方の理想は、聞いたところですんなり話してくれる人は少ないでしょう。

その理由は、LINEなどの普及によりイジメも親や先生の目にこれまで以上にわかりづらく

イジメられないように空気を読み、その場に応じたキャラを作って過ごしてきました。

仕事の面談なのに、関係ないことを話したらどう思われるかな?

裏の裏を考え何を話すべきかを慎重に考えているのです。

 

もう一点は、本人も言語化できていないとうこと。

なぜかというと、そもそもどうありたいかは

感覚的にしか捉えられていない人が多いです。

これまでの人生においてどんな決断をしてきたのか。

どんなときに嬉しいと感じ、よかったと思うのか。

「考えてることがわからない」と嘆く前に、そういった価値観を知り、そういった体験を共有し、一緒に言語化していく

プロセスが必要なのです。

 

そういった価値観をシェアできると、

安心が生まれ、居心地のよさや居場所があると実感することができます。

定着において、基本的な要素です。

メンバー一人ひとりのこれまで頑張ってきたことを知る、

辛かった経験、人生に影響を受けた体験を知り共感するなど

まずできるところからやってみましょう!

 

どうする?採用活動〜採用で活かせるポイント〜

ヘアカット

採用活動の時に企業やサロンのありたい姿を伝える

 

いきなり学生さんも、どうなりたい?ありたいと聞かれても答えられません。社会人として会社で仕事をしたことはないわけですからイメージがつかなくて当然です。

ありたい姿がある。というお話をしましたが、入社する前のガイダンスや面接などの限られた時間で

そこをシェアすることは難しいと思います。

 

そのため、採用活動の時にはまず企業やサロンとして

どうありたいかを学生に伝わる形でお話しましょう。

 

サロンがどうありたいか、どうなっていきたいかを聞くことで人々が働いている姿をイメージして自分が共感するか、そうなりたいと思えるか考えることはできます。それがきっかけでどんな仕事をしていきたいか考えることができるのです。

そういったきっかけを企業側から作っていきましょう。

 

例えばガイダンス、サロン見学。

給料、休みなどの待遇や仲の良さ、育成体系、バーベキューなどのイベント、スタッフ紹介などの情報だけになっていませんか?

 

日本は企業のことを法人といいますよね?

企業にも人格があるのです。

企業として経営していく上で、どうありたいのか、どんな姿を目指しているのか伝えましょう。

学生に伝えるには理念だけの言葉を伝えるではなく、なぜその理念を掲げているのかや、その他にもスタッフのどんな仕事がその理念を体現した仕事なのかエピソードなどで話してシーンでイメージさせられるかどうかが重要です。

わからない場合は、スタッフにインタビューをしてお客様に対してどんな存在でありたいのか、

一緒に働く人に対してどんな存在でありたいのか。またそれができた仕事のエピソードなどをヒアリングしてみるといいでしょう。何人かに聞くと、共通してでてくるキーワードやそういうのいいよねとみんなが共感するポイントがあるはずです。そこがきっとサロンらしさであり魅力。そこに共感できる学生が入ってくれたらいいですよね?

サロン自体の在り方に魅力を感じるからこそ、「働きたい」と心から思えるのです。

 

まず、自分のサロンらしさを見つけてしっかりとエピソードで話すことからトライしてみましょう!

 

 

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