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INTERVIEW

小池 由貴子さん-訪問美容 と和 / コミュニティサロン と和 代表 -vol.5- 

STAFF
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≪プロフィール≫

名前 :小池 由貴子
訪問美容 と和 / コミュニティサロン と和  代表・チーフディレクター
(株式会社社会起業家パートナーズ 取締役)
山野美容専門学校卒

私たちの使命は、新しい「あたりまえ」を創ること

Hair Doctorとして

床屋のサインポールに見られるように、かつては美容師、理容師というものは医者でした。本来は頭皮の健康を保つことと、美容の追求の二つの車輪で動いていたのです。しかしそれが時代の流れで、ヘアーデザインが重視されるようになってしまい、片輪走行になってしまいました。

私達が目指すところは、再びもう一つの車輪を動かすこと。

今一度、お客様の髪や頭皮の健康をお守りし、医者としての役割とスタイリストとしての仕事を両立させようというのが我々の考えです。美容師にとってお客とのコミュニケーションも大事ですが、天気の話や仕事の話、芸能人の話題で、会話のサービスに偏りすぎているところがあります。その結果、スタイリストが自ら社会的な地位を下げてしまっているところがあると考えます。なので弊社のスタイリスト達には、「会話の探り合いをしないように」と指導しています。
美容室は20代のお客様とって、スタイル写真のモデルのように、美しく変身できる場所です。しかし30代以上の大人女子にとっては細毛、切れ毛、抜け毛、薄毛などの悩み、出産や生活サイクルの違いで別の悩みが出てきます。私たちは30歳以上の美容師たちが自分自身で髪や頭皮の悩みを経験し、そしてそれに対する答えを探しています。今までサロンはヘアーデザインを追求する場所でした。そんな中で我々はお客様の髪、頭皮の健康状態の診察や、それに対する予防を行うHair Doctorとして活躍したいと思っています。

自宅でもサロンと同じ雰囲気を感じてほしい

例えば、ピザが宅配されるというのは今でこそ当たり前に存在するものですが、30年前はそうではありませんでした。それが現在では宅配ピザというシステムが世の中で普及し、常識になっています。一方で、美容師が家に来て施術をするということはまだ常識になっていません。しかし事実として、世の中にはサロンに来ることのできない、例えばご高齢の方、要介護の方、子育て中のママさん、障害のある方など、事情があってご自宅から出ることのできない方がたくさんいます。こういった方々にも美容を提供して差し上げる、これを世間の当たり前にすることが、我々の社会的な意義なのです。

それでは訪問美容師という職業があるべきなのか?というと、それは違います。サロンでスタイリストが経験を積んだ結果、「対応メニューが一つ増えた形として訪問美容がある」というのが私達の考えです。経験を積んだ結果、困っている人の役に立てるようになる、それが訪問美容のあり方だと思っています。実際、訪問美容から帰ってきたスタイリストは、生き生きとした顔をしています。それはご家庭にまで行くと、サロンでは経験できない素晴らしい感動があるからです。

普段なかなか外に出れない方が、綺麗になったことで前向きになり、心からありがとうを言ってくれる。お客様もそのご家族の方も感謝してくださって、それがスタイリストにとってとても励みになります。サロンでの仕事と訪問での仕事、その両方のバランスをとるが重要で、でなければただ回すだけの仕事になってしまいます。訪問美容が当たり前になること、サービスをする場所が違うだけで、訪問の場合もサロンと同じ雰囲気を感じてほしい。これが新しい「あたりまえ」になることが、私達の夢です。

- 完 -

≪過去の記事≫

小池 由貴子さん-コミュニティサロン と和 代表  vol.1 vol.2 vol.3 vol.4

≪会社情報≫

社名・サロン名 : 株式会社社会起業家パートナーズ  訪問美容 と和 / コミュニティサロン と和

住所 : 東京都豊島区巣鴨4丁目26−3

電話番号 : 03-6759-8621

訪問美容 と和 / コミュニティサロン と和 ホームページへは こちら

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